幅広く高度な電気保安管理を目指す

電気保安管理の中谷電気管理事務所

電気設備点検

電気料金の算出



次の一覧は、電気料金計算方法です。

項目 計算式等 計算結果の端数処理
最大需要電力 指針×乗率 小数点第1位を四捨五入
契約電力 当月を含む過去12ヶ月の最大需要電力の最大値
使用電力量 指差×乗率 小数点第1位を四捨五入
力率 (計算式省略、通常の値は100) 小数点第1位を四捨五入
基本料金 契約電力×基本料金単価×((185-力率/100)
電力量料金 使用電力量×電力料金単価
調整課金前電気料金 基本料金+電力量料金 1円未満端数切捨て
燃料調整額 使用電力量×燃料調整額単価 1円未満端数切捨て
再生可能課金 使用電力量×再生可能課金単価 1円未満端数切捨て
電気料金 調整課金前電気料金+燃料調整額+再生可能課金
夏季 7/1〜9/30
その他季 10/1〜翌年6/30
計算期間が夏季とその他季のまたがる場合は、日数で案分する 1円未満端数切捨て

テナントに電気料金の振り分け方法


次は、テナントに電気料金の振り分け方法と特徴を述べます。

1.一括案分方式

 東京電力支払料金とテナント電力使用量合計より単価を決め、テナント毎の電力使用量を掛け請求 する。

 長所:算出が簡単で、収支が安定している。
 短所:一部のテナントがビルを出て行った場合、残りのテナントに基本料金の負担がかかり、トラブル
    になる恐れがある。
    また、東京電力の検針期間とテナントの検針期間の相違により、不自然な請求額になる恐れがある。

2.ブレーカー容量方式

 テナントメインブレーカーより固定の基本料金を決め、電力使用量料金を合算して請求する。

 長所:ビルの空室状況に関係なく、請求額が自然で安定している。
 短所:計算方法が複雑で、ビルの電気施設状況をよく把握していないとできない。
    また、一部のテナントが出て行った場合、基本料金の負担がオーナー側に掛かるリスクがある。








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